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2015年3月

2015年3月30日 (月)

名園を訪ねて・椿山荘東京庭園

  広大な日本庭園はよく手入れが行き届き、どこを歩いても気持ちの良い雰囲気が満ちています。桜の開花には少しばかり早い時期でしたが、来訪者も少なく、思い切った写真撮影活動が楽しめました。
  関係者の話によれば、狸が住みついているとのことでしたが、残念ながら昼間から出歩くわけもなく遇うことは叶いませんでした。
  四月には約21品種・120本の桜が次々と開花し、五月下旬から六月にかけては園内を飛び交う蛍が見られるそうです。
  気候の良くなる春の日に一日のんびりと訪ねてみるのも良いでしょう。
  所在地 東京都文京区関口2-10-8 (入園無料)

①.503a103
②.
  椿山荘の碑。明治10(1877)年、西南の役に凱旋した山縣有朋公爵が「つばきやま」と呼ばれていたこの地を入手し、[椿山荘」と命名した際の記念碑。503a101
③.
  幽翆池。庭園の西側に隣接する野間邸の湧水に水源を持つ人口の池。503a114
④.
  弁慶橋。下には、ほたる沢からの小川が流れている。503a102
⑤.
  庚申塔。江戸時代初期(1669)に作られたもので、当時から現在の位置にあったと伝えられている。503a116
⑥.503a105
⑦.503a113
⑧.
  十三重の石塔。戦国時代の武将で茶人でもあった織田有楽(信長の弟)ゆかりの層塔と伝えられ、第一層目には四方佛(弥陀・弥勒・釈迦・薬師)が彫刻されている。503a104
⑨.
  御神木(椎)。当庭園における最古の樹木(樹齢500年)として保存されている。503a106
⑩.
  白玉稲荷神社。大正13(1924)年に、京都下鴨神社にあった社殿を移築したもの。平成元年に新社殿を建立し、椿山荘の守護神となった。503a107
⑪.
  庭園の中央高台にある芝生庭と雪つり。左後方に見えるのが圓通閣。503a108
⑫.
  
  圓通閣(椿山荘三重塔)。平安前期に広島県の竹林寺に創建されたものを、さまざまな変遷ののち、大正14(1925)年に移設されたもの。
  平成22(2010)年に大規模改修を行い、新たに聖観世音菩薩を奉安し、平成23(2011)年に落慶並びに入仏開眼法要を執り行い「圓通閣」と名乗るところとなった。「圓通」とは圓通大士、つまり観世音菩薩の異称で「圓通閣」は観音堂を意味している。503a109
⑬.
  正面の扉は開けられ、聖観世音菩薩は御開帳されている。503a110
⑭.
  圓通閣内部の天井は実に美しく飾られている。503a111
⑮.
  般若寺式石灯籠。鎌倉時代後期作の逸品。椿山荘所有のものが原形で奈良市般若寺のものは模作であるとされている。503a112
⑯.
  唯一満開の河津桜。503a115
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2015年3月27日 (金)

名園を訪ねて・旧芝離宮恩賜庭園

  
  こんにちに残る最も古い大名庭園のひとつで、典型的な「池泉を中心とした回遊式庭園」は、その地割と石組みには素晴らしいものがあります。
  この庭園はかつて海面でしたが、明暦(1655~1658)の頃に埋め立てられ、延宝6(1678)年に、老中、大久保忠朝の邸地となり「楽壽園」と呼ばれました。
  幕末には紀州徳川家の芝御屋敷となり、明治4(1871)年に有栖川宮家の所有に、同8年、宮内省がこれを買い上げ芝離宮となりました。
  大正13(1924)年1月、昭和天皇のご成婚記念として東京市に下賜されたのを機会に関東大震災で被った被害建造物の修復と庭園の整備を施して同年4月に「旧芝離宮恩賜庭園」として一般に公開されました。
  また、昭和54(1979)年6月に「旧芝離宮庭園(文化財指定名称)」として国の名勝に指定されています。
  所在地 東京都港区海岸1-4-1

   
①.503b101
②.
  雪見灯籠と州浜。503b102
③.
  花の咲き誇る梅林ではこんな風景もみられました。503b106
④.
  透明感のある花は満開でした。503b115
⑤.
  砂浜。503b103
⑥.
  庭園内で一番高い「大山」と山峡を流れ落ちる滝を彷彿とさせる石組みの「枯滝」。503b104
⑦.
  大山の山頂から眺めた池「大泉水」。503b105
⑧.
  中国の杭州にある「西湖の堤」を模した石造りの堤。503b107
⑨.
  池の中央にある中島。仙人が住み、不老不死の地といわれる霊山を模した蓬莱石組みとなっています。503b111
⑩.
  根府川山。503b109
⑪.
  八ッ橋。503b110
⑫.
  滝石組と羽を休める水鳥たち。503b112
⑬.
  潮入りの池であった頃の海水取入口跡。503b113
⑭.
  別誂えで独立している小池。503b114
⑮.
  庭園樹木の手入れも怠りなく行なっている庭師。503b108
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2015年3月20日 (金)

名園を訪ねて・八芳園庭園

   江戸時代に「天下のご意見番」として名をはせた徳川将軍家の旗本、 大久保彦左衛門の屋敷として、明治時代には渋沢栄一氏の従兄弟である渋沢喜作氏の邸宅として、大正・昭和の時代には日立製作所創設者である久原房之助の邸宅として、300年という長い歴史の中をすごしてきました。
  この邸宅の庭園として荘厳で奥深い佇まいを引き継いできましたが、昭和26年に、八方どこからみても美しいことから八芳園と名づけられました。
  庭園様式は、池を中心とした回遊式庭園で、基本要素である「樹」「石」「水」「土」を絶妙に配置することで自然を見事に再現しています。
  樹齢500年以上の逸品が揃った「盆栽」を始め、歴史的な建物や遺物がバランスよく調和して配置されています。
  所在地 東京都港区白金台1-1-1.(入園無料)

①.
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②.
  正門入口から正面玄関へ向かう途中に、小さな庭園の入口があります。502b101
③.
  樹齢500年以上という盆栽が、手入れの行き届いた美しい姿で幾鉢も並んでいます。502b103
④.
  最も奥まったところにある「白鳳館」は日本独自の建築様式である数寄屋造りの建物です。502b106
⑤.
  「白鳳館」の庭には蝋燭灯篭が並べられていました。502b105
⑥.
  池に面した休みどころの「角亭」、葺屋根に歴史を感じます。502b107
⑦.
  茶室「夢庵」。点茶が楽しめます。502b108
⑧.
  「大護神社」。神武天皇、明治天皇をはじめ、明治維新の志士を御祭神とする神社です。502b109
⑨.
  その昔、この付近の丘陵地帯には水源を持つ池があり、そこから川が流れ込んでいました。502b112
⑩.
  川の流れが池となり、錦鯉や水鳥の楽園となっています。502b114
⑪.502b111
⑫.502b110
⑬.
  池の上には、見晴らしの良い中庭もあります。502b115
⑭.
  庭園内には各所に歴史を物語る石灯篭があります。
十三層塔は200年以上昔に作られたもので、遠く伊賀の地にあったものといわれています。502b102
⑮.502b104
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2015年3月12日 (木)

新宿山ノ手七福神めぐり・・・(2)

  続きです。
  今回のコースは新宿駅西口から旧甲州街道を都心に向かい、新宿御苑新宿門のすぐ近くにある「太宗寺」から出発して、かの有名な歌舞伎町を見物しながら突き抜けて区役所通りにある「稲荷鬼王神社」へ。
  鬼王通りを東へ向かい、抜弁天交差点を囲むようにしてある「永福寺」、「厳嶋神社」、「法善寺」を一気に廻って若松町交差点経由で大久保通りを更に東方へ、市谷柳町の「経王寺」、神楽坂上交差点から神楽坂通りへ入ったところにある「善国寺」で結願成就となりました。
   行程所要時間は徒歩で約3時間、案外、登り下りの坂道が多いことに驚いたコースでした。

⑤寿老人(春時山法善寺=シュンジザンホウゼンジ)
  新宿区新宿6-20-16
  中国出身。福禄寿と似たもの同士で、老人星の化身です。.502a201
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⑥大黒天(大乗山経王寺=ダイジョウザンケイオウジ)
  新宿区原町1-14
  インド出身。貧しき人、難民の救済などをする心の優しい神様で全身の色が黒く、大きい福徳を授けるので大黒天と呼ばれています。502a204
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⑦毘沙門天(鎮護山善国寺=チンゴザンゼンコクジ)
  新宿区神楽坂5-36
  インド出身。毘沙門とは多門と訳し、多くの人々の願いを聞いて叶えさせるといわれています。502a211
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※新宿山ノ手七福神御朱印牒502a212

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2015年3月11日 (水)

新宿山ノ手七福神めぐり・・・(1)

    七福神信仰のことの始まりは、遠く室町時代中期に『仁王般若経』の下巻にある「七難即滅・七福即生」という言葉に源を発し“幸福を招く信仰”として広く庶民の間に広まったといわれています。
  本来はお正月に廻るのを本旨としていますが、新宿山ノ手七福神では年間を通じて、また、廻るコースの指定もなく、新宿・神楽坂のあいだを福を求めてゆっくり歩くのも楽しいものです。

①布袋和尚(霞関山太宗寺=カカンザンタイソウジ)
  新宿区新宿2-9-2
  中国出身の禅僧で実在した人物です。
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②恵比寿神(稲荷鬼王神社=イナリキオウジンジャ)
  新宿区歌舞伎町2-17-5
  日本古来の神様。大国主命の息子、事代主命(コトシロヌシノミコト)が恵比寿神であるといわれています。.
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③福禄寿(大久保山永福寺=オオクボサンエイフクジ)
  新宿区新宿7-11-2
  中国出身。南極星の化身で、短身・長頭の姿をしています。.
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④辨弁財天(厳嶋神社=イツクシマジンジャ)
  新宿区余丁町8-5
  神道では古事記に出てくる神。市杵島媛命といわれ、水の神様で七福唯一の女性です。.
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2015年3月 7日 (土)

憲政記念館庭園

  東京の中心部、国会議事堂正門の前に都会の喧騒とは無縁のような物静かな空間がある。憲政記念館に併設されている庭園である。
  所在地は、千代田区永田町1丁目、ここには『日本水準原点』があることでも知られている。庭園そのものはよく手入れをされているが、さしてみるものはない。静かに流れる人口の小川と池の水音に身を委ね、時を忘れて物思いに耽るのもまた良いかもしれない。

1.
  日本一忙しい警視庁をバックに名代の時計塔が映える。412e101
2.
  入口は質素で人影も見られない。412e102
3.
  近くから見ると以外に地味に感じる時計塔。412e103
4.
  庭園内に建築されている日本水準原点標庫の説明板。412e104_2
5.
  標庫はがっちりとした造りで小さいながらも威厳を持っている。412e105
6.
  明治24年に建設され、その後改築、改装はされていないそうで、左右に菊の紋章を配し大日本帝國と右横書きの記字がみえる。412e106
7.
  ポツンと寂しく石灯籠が一基置かれている。412e111
8.
  日本式庭園の流水と池。412e108
9.
  小さな滝も配され、心地よい水音に気持ちを癒される。412e109
10.
  池の中には石灯籠を置いた飛島もあった。412e110

※ 日本水準原点参考概略
  潮の干満測量によって得られた「東京湾平均海面」を標高0.0000mとして明治24年に標高24.5000mの位置に置かれたが、関東大震災と東日本大震災の影響によりそれぞれ設置地盤が沈下をしたことから、今にちの日本水準原点の0ラインは標高24.3900mの位置になっている。したがって、水準原点は2回改正されているのである。

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2015年3月 2日 (月)

伊豆のひな祭り

   伊豆韮山の雛祭りを見に行ってきました。
  つるし雛は古い伝統と格式ある行事ですが、最近は新しさを求め飾りつけの美しさに魅かれ、古式の良さがだんだんと薄れて行くような気がします。
  確かに見た目も飾りつけも近代化され、人形たちの美しさは素晴らしいものがありますが、歴史の重みが無くなり、これから歴史が作られてゆくという感が強くありました。まさに『温故知新』なのでしょうか!
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