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2014年10月 2日 (木)

昔の風シリーズ・・・渋谷から青山へ

  若者で賑わう渋谷駅前からスタート。現代の代表的な街、およそ文学とは無縁のような喧騒の街、都心の一等地にも実はひっそりと文豪たちの足あとが残されていて、昔の風がゆるゆると吹いていました。
  ハチ公口を出発して道玄坂を登り、坂上からUターン、坂の途中にある道玄坂小路を通って井の頭通りへでます。NHKセンター前、渋谷区役所前、明治神宮五輪橋を経由して、まっすぐ表参道交差点へ。交差点を渡り“青山霊園”までというコースでしたが、青山霊園の広さに驚き、歴史を凝縮したような有名人たちの墓の多さに驚きつつも今回のシリーズに関係ある方々の墓所を訪ねた撮り歩きでした。
(2回クリック、2回拡大画像)

1.
  いつ来ても若者の街そのもの。ハチ公の撮影は省略し道玄坂へ向かいます。407b101_3
2.
  坂の途中、左へ曲がり飲食店などの並ぶ通りへ入ると、歩道脇に与謝野鉄幹が起こした「東京新詩社」の木碑が立っています。妻の晶子と協力し北原白秋や石川啄木らが活躍した文芸誌『明星』を創刊した場所でもあります。407b102
3.
  陰影がうるさく見えづらいのですが、道元坂上の交差点には『みだれ髪』で一躍有名になった与謝野晶子の歌碑が立っています。
  歌碑には「母遠うて瞳したしき西の山 相模か知らず雨雲かゝる」と彫られています。407b103
4.
 道玄坂を下り、途中にある道玄坂小路を通って東急前を右に入ったところに、竹久夢二居住地跡の石碑が立っています。
  大正ロマンを代表する画家の住んでいた場所としては自転車に埋もれるような寂しい風情でした。407b104
5.
  NKKセンターを左に見てゆるい坂を上ってゆくと、歩道の植え込みに詩人であり小説家でもあった国木田独歩住居跡の木碑が立っています。
  当時は雑木林と田園が広がっていたという、ここから代表作『武蔵野』が生まれたのでした。407b105
6.
  五輪橋を渡り、表参道のゆるやかな坂道を上ってゆくと左手に同潤館があります。今は表参道ヒルズの一角に残されていますが、前身の同潤会アパートは、関東大震災後に建てられた日本では最初の鉄筋コンクリート集合住宅でした。407b106
7.
  表参道交差点を渡って直進してしばらく歩くと、青南小学校が左手に見えてきます。この小学校の構内には、同校の卒業生であった俳人の中村草田男の句碑が正門を入った直ぐ脇にあります。407b107
8.
  大きな石碑には「降る雪や明治は遠くなりにけり」と自筆の句が刻まれていますが、時の移り変わりを詠ったこの句は東京大学の学生だった草田男が母校を訪れた際に感慨をこめて詠んだものだそうです。407b108
9.
  小学校の正門前の細い通りを突き当りまで進むと近代的なレンガ造りのマンションがあります。このマンションはかつて、歌人斎藤茂吉が院長を務めた青山脳病院があった場所です。
  左手の入口の生垣に茂吉が詠んだ「あかあかと一本の道通りたり 霊剋(たまきわ)るわが命なりけり」の句碑が立っています。407b109
10.
  茂吉の歌碑を後にして東方へ、しばらく進み、外苑西通りの上を跨ぐ橋を渡ると緑に覆われた青山霊園へ入ってゆきます。ここは約26万㎡もの広さがある都立の公営墓地です。園内には明治の元勲や歴代首相、文豪などの有名人の墓が数多くあります。
  とても全部を見て歩くわけにもゆきませんので、今回は本シリーズにゆかりのあるものだけに絞り拝見させてもらいました。

    霊園で一番立派なお墓といわれている、大久保利通の墓。 407b110
11.
  その隣にある小さな石碑が斎藤茂吉の墓。
  墓の後ろにはアララギの木が植えられています。407b111
12.
  茂吉の墓に並んで斎藤家の墓誌があり、妻のてる子も並んでいます。407b112
13.
  尾崎紅葉の墓。紅葉は35歳で病没していますが、そのため、代表作である『金色夜叉』は未完のまま終わっているわけです。407b115
14.
  少し離れたところになりますが、国木田独歩の墓もありました。407b116
15.
  ここでも思わずの発見がありました。
  そう、ハチ公の碑があったんです。渋谷のハチ公前をスタート地点としてここまでたどり着いた最後にこの碑に遇えるとは、なにかの因縁でしょうか不思議な気持ちになりました。407b113
16.
  かわいい社をカメラに収め、今回の撮影行を締めくくりました。407b114
end

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コメント

わ~、懐かしい~~。
渋谷! 私の庭みたいなものです。少々若者が多すぎますが!
ひやぁ~、鉄幹の碑がこんな繁華街にあるなんて!
それにしてもこの辺りは意外と文人が多いのですね♪

海外暮らしや親の介護などですっかり文学とは疎遠になりましたが、
東京の奥深さを思い知らされました。

人ごみの多いところなので、お疲れになったでしょう?
大変楽しいお写真と記事をありがとうございました!、

投稿: 瑠璃 | 2014年10月 3日 (金) 00時07分

impact 瑠璃さん
新宿も渋谷も若者の街という概念が定着しているようですが、最近は熟年世代の活動も多くなってきているようです。

渋谷、原宿あたりは今でこそ繁華街そのものですが、少し前の世代には田園が広がり、自然が一杯のときもあったんですね。
その頃には、文士や俳人、画家などが住みやすいところとして居を構えていたようで、色々と足あとも残っているようです。
調べれば限がないほどです。

しかし、最近はやはり体力が落ちていると感じます。今まで8時間くらいの撮影活動はなんでもなかったのですが、4~5時間が限度かな~なんて思えるようになってきました。もう少し鍛えなければいけませんね!!

投稿: イソップ | 2014年10月 3日 (金) 19時41分

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