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2011年8月

2011年8月23日 (火)

北辰妙見尊蛇より行事・・・6

 最終回です。
担ぎ上げられた蛇の胴体は、二十三夜塔の横までその前部が運ばれ、既に作られた頭部に繋がれます。
 二十三夜塔の前に設置された祭壇に、妙見寺の住職が座し、魂入れの行事が執り行われ、一連の神事は終わります。
 この行事も三百五十年と言う長い歴史の中にあるとはいえ、素朴ながら伝統のある民俗文化財ですから、地元の人々はもちろん、多くの人たちの努力と協力によって絶やさないようにしたいものです。
 最後に村民、世話役の方々の心づくしとして、参加者には御神酒が配られ、なおらい(直会)の儀が執り行われ総てを終了します。

(初めておいでの方は、<北辰妙見尊蛇より行事・・・1>からご覧下さい。)

① 蛇の前方部の縒り上がりには妙見寺の住職も立ち会う。
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② 魂入れの行事の行われる二十三夜塔前の祭壇。
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③ 作られた頭部が運び込まれる。
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④ 世話役たちによって塔の前に設置される。
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⑥ 設置が完了し胴の到着を待つ。
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⑦ 住職の魂入れの儀式が始まる。
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⑨ やがて妙見宮に繋がる蛇の胴体部分が合体される。
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⑩ 住職の読経と御神酒による魂入れ。
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⑬ 参加者に御神酒(茶碗酒)が振る舞われ、一切の行事か終わる。
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 Nikon D3s  NIKKOR LENSENS

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2011年8月21日 (日)

北辰妙見尊蛇より行事・・・5

 蛇の胴体と頭が出来ると、胴体の尻尾を先頭にして妙見尊の石段を妙見宮に向けて担ぎ上げてゆきます。
毎年トップを取るのが競争になりますが、今年はこの女性がトップでした。
きっと良いことがあることでしょう。

(初めておいでの方は、<北辰妙見尊蛇より行事・・・1>からご覧下さい。)

① 意気揚々とトップで上がってゆきます。
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② 村人、参集者の老若男女が一列になって脇に抱え、ゆっくりと進みます。
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③ さすがは“蛇”、右へ左へとくねくねとそれらしく進みます。
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④ 登るに連れ、だんだん重くなり、肩に担ぐようになります。
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⑤ いかにも重そう! でも、うれしそう!!
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⑦ 狭い、急勾配の男坂にも達したようです。
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⑧ この蛇に触れておくと一年間無病息災で過ごせるそうです。
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⑩ 階段に沿って繋がれた蛇。下には去年の骸が見えます。
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⑪ 担ぎ上げた人たちには、飲み物やお菓子が振る舞われます。
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※ D3s

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2011年8月18日 (木)

北辰妙見尊蛇より行事・・・4

 蛇をより始めるのと平行して蛇の頭部もより始める。
 現在はこの四人の村人しか作ることができないようになってしまったということですが、何人かの後継者を育成中とのことです。

(初めておいでの方は、<北辰妙見尊蛇より行事・・・1>からご覧下さい。)

① より始めの小束の長さと位置決めが大変重要になる。
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② 四人が呼吸を合わせて縒り込んでゆく。
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③ それでも何回か試行錯誤を繰り返しながら、戻したり進んだりと難しい。
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④ 同じようにして頭部、中部、あご部と三組を編み上げる。
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⑤ 編みあがった三組の部分。
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⑥ この三組を重ねながら蛇の頭部を作り上げてゆく。
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⑦ しっかりと締込み、形を整えてゆく。
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⑧ 蛇の頭には二本の角が添えられる。
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⑨ 小束をねじりながら角の部分を作る
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⑩ かなり力が必要のようで二人が組になって形を仕上げてゆく。
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⑪ 出来た角を頭部に埋め込んでゆく。
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⑫ 左右の位置決めも重要で、倒れたり緩んではいけない。
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⑬ 高さや長さの調整を念入りに行う。
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⑭ はみ出している萱の葉などを切り取り形を整える。
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⑮ 頭部分の出来上がり、つのが有ったり形から見ると蛇というより龍の頭みたい。
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※ D3s

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2011年8月16日 (火)

北辰妙見尊蛇より行事・・・3

 朝から干していた萱が、ある程度乾いたところでいよいよ蛇をよる作業に入ります。
 時間は大体午後二時過ぎごろになりますが、集まってきた村民によって丸太が組まれ、三人が一組になり蛇を縒り始めます。

(初めておいでの方は、<北辰妙見寺蛇より行事・・・1>からご覧下さい。)

① 三本の丸太を縄で結び、蛇をよるための丸太組みを作ります。
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③ 境内の立ち木を上手に使って丸太組みがずれたり倒れたりしないようにします。
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⑥ 桜の木にしっかり横木を固定してより木の組み立てが出来ます。
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⑦ 組み立てられたより木の下へ萱の小束を運んできます。
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⑧ いよいよ“蛇より”が始まりました。
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⑨ 三人が一組となり体全体を使って縒ります。
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⑩ 村の世話役の指示により、縒り進めてゆきます。
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⑫ かなりの力が入るので、小束を作るときにしっかり作らなければなりません。
  この、蛇よりの出来る人も少なくなってきているそうです。
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⑬ 次第に長くなって行きます。
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⑭ 鳥居の前に“とぐろ”を巻いたように重ねられてゆきます。
  こうして昼までに作られた三百ほどの束がよられ繋がってゆきます。
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※ D3s

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2011年8月14日 (日)

北辰妙見尊蛇より行事・・・2

 午前八時に妙見寺門前において住職から行事の無事遂行の祈祷を受けた世話役と当番の村民七名が萱刈に出発し、刈って来た萱を妙見尊中段の鳥居前において、一握りほどの小束に束ね、並べて干します。
 小束の数は三百以上になり、出来上がるまで数時間かかりますが、お昼近くになってしまい、さらに午後二時過ぎごろまで干して乾燥させます。

(初回の方は、<北辰妙見尊蛇より行事・・・1>からご覧下さい。)

① 並べて干すために萱を一握りくらいの大きさにして束ねている。
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② 束ねられた萱はきれいに並べられて干されてゆく。
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③ 萱にも大小、長短があるため勘と経験が求められる。
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④ 当番村民七人衆の方々。
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⑤ 次から次と運び込み、休む間もなく選別をする。
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⑥ 萱組みの作業。
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⑦ 簡単に見えるが、かなりの経験と勘が必要。
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⑧ 蛇の胴組みとなるのでほぐれたり緩まないようにしっかりと締め付ける。
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⑨ 中段、鳥居前に並べられ、干されている萱束。まだ、村民達の姿は見えない。
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⑩ 一つひとつ整然と束ねられ、干されている萱束。
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※ D3s

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2011年8月13日 (土)

北辰妙見尊蛇より行事・・・1

 この蛇より(縒り)行事というのは、毎年この時期に稲城市所在の「妙見尊」で行われる伝統行事ですが、ことの始まりは寛文二年(1662)、諸国に疫病が流行した折に、百村地区の疫病退散・雨乞い・五穀豊穣などを祈るために始まりました。
 当日の朝は、北斗七星になぞらえた当番の村民七名が青萱(カヤ)を刈り、小束にまとめ、干し上げます。
 午後二時ごろになると参集した村民などにより、蛇の頭、胴体とより始め完成した蛇の尻尾から集まった人々により妙見山頂に担ぎ上げ、最後に二十三夜塔の前で頭と胴の部分をつなぎ、妙見寺住職によって魂入れが行われ行事は終了します。
より上げた蛇の胴体に触れることによって、一年間病気をしないという言い伝えがあります。
 御囃子も神輿もないという素朴な行事ですが、伝統があり、神社(妙見尊)の行事をお寺(妙見寺)の住職が執り行うという大変珍しいことから、平成四年に東京都の「無形民俗文化財」に指定されました。

 本年は「三百五十年祭」に当たるというところから、じっくり時間をかけて撮影に臨みましたが、全部の写真を投稿するわけにも行きませんので、きわめて一部のものになってしまいますが、ご覧いただければ幸甚です。
 なお、今回は、同じ境内にある神社とお寺の大要を掴んでいただきたく、ご紹介する記事、写真となりました。


one 妙見尊

① 鳥居をくぐると急勾配の階段がある妙見尊の入り口
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② 階段はかなりきつい勾配となっている。
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③ 階段を上りきると中段の鳥居前広場に出る。この広場で萱干しが行われる。
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④ この広場には「二十三夜塔」がある。
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⑤ 子連れの狛犬というより獅子。
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⑥ 続いて中段の階段が・・・長い!
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⑦ 正面の急階段は「男坂」、左に行くなだらかな坂を「女坂」という。
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⑧ 「男坂」の急階段は登りも下りもかなりきつい!!
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⑨ 妙見尊神社本殿
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⑪ 掲出額には妙見宮とある。
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⑫ 二十三夜塔、昨年の蛇のかしらが奉飾されている。
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two 妙見寺

① 同じ境内に有る「天台宗神王山観音院妙見寺」山門
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② 山門の彫り物、龍か獅子か
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③ 妙見寺本堂
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⑤ 当寺は多摩川三十三霊場の第三十番札所
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⑥ ご本尊の観音像
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⑦ 石碑には「住職の留守に昼寝をせしは虚子」とある。
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⑧ 
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※ D3s

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2011年8月 1日 (月)

“海抜1584”

駆け足ではつらい、ゆっくり散策したい!
ああ、湯布院? 由布院?
息を切らせた厳しい写真!

(ダブルクリックして見て下さい)

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two
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three
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four
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five
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 Nikon COOLPIX P5000

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