« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

2009年5月19日 (火)

東京都薬用植物園・今年のケシたち③・<参考・ヒマラヤの青いケシ>

誰でも栽培できるケシの続きです。
確かに、禁止されているケシよりは、種類も花形も色彩も多彩で楽しむには適していると思います。ただ、綺麗な花を咲かせるためには手入れが大変だそうです。

※ Nikon D700 / JPEG

one
Agz0304

two
Agz0303

three
Agz0301

four
Agz0302

five
Agz0305

six
Agz0306

seven
Agz0307


§今年の「ヒマラヤの青いケシ」=メコノプシス・ベトニキフォリア

今年の青いケシは、残念ながら駄目でした。
一般展示はしていないため、特別許可をもらって開花している冷房室へ入れていただき、対面撮影をしましたが、花は二輪咲いていても花弁は4枚しかないうえ、元気がなく、色にも精彩がなく、辛うじて咲いているという何とも寂しい状態でした。
担当の方の話によれば「青いケシは20株あるが、今年は2株を残して全て駄目になり、花が残っているのは、この1株だけ」とのことでした。

Agz0308


☆ 参考 ・一昨年撮影した青いケシ
L01008
Data Nikon F6 / Micro-60mm / RVP F

| | コメント (14) | トラックバック (0)

2009年5月17日 (日)

東京都薬用植物園・今年のケシたち②

今回UPするケシは、栽培したり、庭に植えて楽しむことのできるものたちです。
大きく立派な花を咲かせたり、いかにも毒々しい色のものもありますが、その華麗さは、あへん法や麻取法により栽培の禁止されているケシと比べても決して見劣りのしないものが多くあります。
これから二回にわたり連載しますが、虞美人草などと美の象徴のように言われた花達をご堪能下さい。

※ Nikon D700 / JPEG

one
Agz0201

two
Agz0202

three
Agz0203

four
Agz0204

five
Agz0205

six
Agz0206

seven
Agz0207

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2009年5月16日 (土)

東京都薬用植物園・今年のケシたち①

これらのケシは、あへん法により栽培が禁止されているものです。
この時期に、毎年この植物園でケシの撮影をしていますが、今年は茎や葉ばかりの生育が良く、花に精彩がありません。
職員の方の話によれば、「毎年同じ場所で栽培しているので、何年も同じ土壌を使っているため畑が弱っている上、種子も同じものを継承しているのが影響しているのではないか」とのことでした。
なお、土壌を改良するには、1メートルぐらいまでの深さの土を入れ替えなければならないそうなんですが、種々問題があり、今のところは出来ない、とのことでした。
当分はこの状態が続くようです。

※ Nikon D700 / 28-300mm / F,S JPEG

one
Agz0101

two
Agz0102

three
Agz0103

four
Agz0104

five
Agz0105

six
Agz0106

seven
Agz0107

eight
Agz0108

nine
Agz0109

| | コメント (6) | トラックバック (0)

法医学リーズン《74》

~焼死~

1 概 説
  酒に酔って寝タバコをし、そのタバコの不始末から火災となって焼け死んだ
 とか、失火に気付いたが逃げ遅れて焼死したと言うように、焼死の大部分は
 事故又は過失によるものです。しかし、時には、絞頸・扼頸などにより人を殺
 害した後、その犯行を隠ぺいするために家屋に放火して家屋とともに死体を
 焼いたり、あるいは、窃盗犯人が指紋・足跡などの証拠を隠滅するために家
 屋に放火し、就寝中の家人を焼き殺してしまうなどという焼殺事件が発生して
 います。
  このように、焼死体には、単に事故又は過失によるもののほか、殺人の隠
 ぺい工作によるものなどがあるなど、その原因もいろいろです。
  その上、火熱によって死体が著しく損壊されているために、それが生体で焼
 かれたものか、あるいは、死体が焼かれたものであるかを見分することも難し
 いことから、焼死体について自他殺の判断をすることは、極めて困難といえま
 す。
 (1) 焼死の定義
    たき火の炎や熱湯をかぶったような場合に、その身体の部分に変化が
   生じますが、この変化の状態を、一般的には「やけど」と呼んでいます。
    しかし、法医学上では、その作用物の違いから火傷と熱傷(湯傷)に区
   別されます。すなわち、火焔の直接的な作用、高熱の物体との接触、放射
   線の被曝などによって引き起こされたものを火傷といい、煮えたぎった油
   や熱湯などの液体及び高温の蒸気などが身体に触れることによって生ず
   る変化を熱傷(湯傷)と呼んでいます。
    さらに、火傷が原因で死亡した場合には、火傷死と焼死に分けられてい
   ます。つまり、火災や工場災害などにより、いわゆる大やけどを負って病
   院等へ収容された後に死亡した場合、すなわち、火傷を負った後、時間が
   経過してから死亡したものを火傷死といい、これに対して、火災などの火
   が原因となって死亡し、火災現場等から死体となって発見されたもの及び
   火災現場等から病院へ収容されたが短時間で死亡したようなものを焼死
   と呼んでいます。
    このようなことから、絞殺などの方法により人を殺害した後に放火したよ
   うな場合は、死体が焼かれることになりますから、たとえ火災現場等から
   発見された死体でも、厳密な意味では焼死体には当たりません。
    しかし、火災現場等から発見された死体については、それが生体で焼か
   れたものか、それとも死体で焼かれたものであるかは、検視または解剖を
   行った後でなければ分かりませんし、また、生体で焼かれたか、死体で焼
   かれたかを見分けること自体が、その死体を観察する上での重要なポイン
   トとなりますから、ここでは、両者を区別することなく、火災現場等から発見
   された死体のすべてを焼死体として説明します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月 5日 (火)

法医学リーズン《73》

イ 自他殺の判断
  薬物中毒死体の自他殺を判断するための一般的着眼点と一応の判断基準
 を示しておきます。

① 毒物の種類
 ○ 自 殺
  ・ 自殺の場合は、遅効性のもの、特に睡眠剤を服用することが多い。
 ● 他 殺
  ・ 他殺の場合は、即効性の毒物が使用されることが考えられる。

② 毒物の性状
 ○ 自 殺
  ・ 臭気が強い、刺激の強い味がする、などの毒物を使用している場合は、
   自殺と考えられる。
 ● 他 殺
  ・ 毒物が混入されていることを察知されないようにするため、無味・無臭
   のものが使用されることが考えられる。

③ 服用量
 ○ 自 殺
  ・ 毒物を多量に服用している場合は、自殺と考えられる。したがって、
   飲み残しが少ない。
 ● 他 殺
  ・ 毒物の服用量が少ないときは、他殺の疑いが強い。したがって、
   毒物の残存量が多い。

④ 服用時の状況
 ○ 自 殺
  ・ 自殺の場合には、毒物を吐き出していることは少ない。
 ● 他 殺
  ・ 毒物を吐き出しているときには、他殺の疑いが強い。

⑤ 毒物容器の有無
 ○ 自 殺
  ・ 毒物の入っていた空瓶・空箱などが死体の近くになければならない。
 ● 他 殺
  ・ 毒物の入っていた空瓶・空箱が現場にないときは、他殺の疑いが強い。

⑥ 毒物容器の指紋の状況
 ○ 自 殺
  ・ 毒物の入っていた空瓶・空箱などに死者の指紋が付着している(ただし、
   自分で飲んだからといって自殺とはいえないので、指紋の有無だけで自他
   殺の判断はできない)。
 ● 他 殺
  ・ 毒物が入っていた空瓶・空箱などに死者以外の者の指紋が付着している
   ときは、他殺の疑いが強い。

⑦ 助けを求めた状況の有無
 ○ 自 殺
  ・ 自殺では、助けを求めたり、医師の往診を求めていることはない。
 ● 他 殺
  ・ 服用後、助けを求めたり、医師の往診を求めているときは、他殺の疑い
   が強い。

⑧ 指先の毒物の付着
 ○ 自 殺
  ・ 使者の指先に服用した毒物反応があるときは、自殺の疑いがある。
 ● 他 殺
  ・ 指先に毒物反応がないときは、他殺の疑いが強い。

⑨ 着衣及び現場の乱れの有無
 ○ 自 殺
  ・ 自殺の場合には、着衣を着替えた上、現場を整頓している。
 ● 他 殺
  ・ 着衣及び現場が乱れているときは、他殺の疑いが強い。

⑩ 毒物の入手状況
 ○ 自 殺
  ・ 死者が入手できる毒物を使用していなければならない。
 ● 他 殺
  ・ 死者が入手できない毒物を使用しているときは、他殺の疑いが強い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »