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2009年3月11日 (水)

法医学リーズン《69》

b 燃焼器具等の点検
  家庭用ガス(都市ガス・プロパンガス等)や石油を燃料として燃焼器具を用
 いる場合、その燃焼器具の機能が不良のために不完全燃焼を起こし、一酸
 化炭素が発生していることがあります。したがって、ガスコンロ・石油ストーブ
 などの機能が正常に働いているか否かを調べる必要があります。
  なお、燃焼器具が不良である場合には、たとえ火が燃えていても一酸化炭
 素が発生していますから、器具の点検に当っては、専門家に依頼して検査し
 てもらう配意が必要です。
c 部屋の密閉状況
  最近ではあまり使用されなくなりましたが、木炭・練炭・豆炭などは、完全に
 燃焼しているように見えても、実は多量の一酸化炭素を発生させています。
  したがって、締め切った室内で木炭などを長時間使用すれば、その部屋に
 いる者は一酸化炭素中毒に陥ります。また、密閉された部屋で長時間の燃焼
 を続ければ、通常、次第に酸素が不足していきますから、燃焼器具の良否に
 かかわらず、また、燃焼物の種類のいかんを問わず、その燃焼はやがて不完
 全燃焼となり、一酸化炭素が発生します。
  このように、一酸化炭素中毒は部屋の密閉状況と大いに関連しますので、
 検視に当っては、その状況を綿密に観察することが大切です。

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