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2008年9月30日 (火)

法医学リーズン《50》

(4)  裂 創
   裂創とは、鈍器が強く作用したことにより、皮膚及び皮下組織が過度に
  伸展されて裂けてできた創傷をいいます。
   裂創は、鉄棒や丸太などで殴られた場合や列車や自動車ではねられた
  場合などに見られる創傷です。
  ア 性 状
    裂創の創縁は、通常の場合不整ですが、皮下組織の少ないところでは
   平滑直線状で切創のように見えることがあります。そして、創口は、皮膚
   の割線の方向や筋肉の走り方と一致していることが多く、創角は破裂状
   を呈しています。また、創壁は著しく不規則で、創洞には架橋状組織片が
   見受けられます。
    なお、鉄棒や丸太などで殴られたような場合の裂創は、挫裂創のような
   形状を示すことがありますが、この場合には、通常、その周囲に表皮剥
   脱や皮下出血が見られます。
    これに対して、自動車事故や列車事故などの際に見られる、いわゆる
   伸展創の場合には、表皮剥脱・皮下出血が見受けられないのが特徴で
   す。
  イ 凶器の推定
    伸展創の場合には、創傷の部分に鈍器が作用していませんので、創
   傷から凶器を推定することはできませんが、挫裂創の場合には、時々、
   表皮剥脱及び皮下出血の形状から凶器の種類・形状を知ることができ
   ます。

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コメント

下山事件というのがありました。

戦後すぐ、国鉄総裁の下山さんが列車に撥ねられて死んだ事件です。

生前か、死語轢断か、今でも結論は出ていませんね。

イソップさんはあの事件をどう見ていますか?
裂創のブログを拝見しているうちに、ふと連想が走りました。

特に興味を持っているわけではありませんけど・・・。

投稿: 田吾作 | 2008年10月 1日 (水) 17時47分

impact 田吾作さん
私もかなり前に事件の概要を読んだことがあります。
なかなか難しい事件で、当時としては結論は出なかったことでしょう。
これは、あくまで私見ですが、当時の国鉄の最高責任者が、鉄道自殺をすればどのような結果が出るか、どのように社会的支障が出るか、鉄道の運行管理にどれだけ影響するかということは一番知っている訳ですから、それから推察すれば、わざわざ鉄道を使って自殺をしなくても他に方法はあったはずです。
それから考えると、鉄道自殺というのはちょっと考え難い気もするのですがいかがでしょうか。
いずれにしても、新しい死体が轢断された場合には生前か死後のものかは判断が付かないのではないでしょうか。まして、ばらばらとなれば尚更の事と思います。

投稿: isoxp | 2008年10月 1日 (水) 20時29分

なるほど。
仰るとおりです。
自殺の方法はいくらでもありますね。

眼から鱗がとれました。

投稿: 田吾作 | 2008年10月 2日 (木) 01時19分

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