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2008年8月19日 (火)

法医学リーズン《45》

(3)   創傷各部の名称等
   創傷には、その各部分に法医学上の名称が付けられています。各種の
  創傷を正しく理解するためには、まず、その名称を理解しておかなければ
  なりません。また、創傷の性状によって、成傷器の種類や圧力の加わった
  方向・程度などを推定することができますので、次に、創傷各部分の名称
  とその部分を検視する上での着眼点について、説明します。
   文末の参考図を参照してください。
  ○ 創面・・・傷口を中心とした創傷の表面全体(参考図・平面図全体)をい
          います。創面では、その大きさ(縦・横の長さ)・形状(線状・星
          状・不正形など)・表面の状況(平滑・凹凸の有無)などが検視
          の対象となります。
  ○ 創口・・・傷口(参考図○の付いたア)のことをいいます。創口では、その
          大きさ(長さ・幅)・形状などが検視上の着眼点となります。
  ○ 創縁・・・創口の縁の部分(参考図○の付いたイ)を指します。そして、長
          さ・形状(直線状・ジグザグ状・挫滅状など)などが検視上の着
          眼点となります。
  ○ 創角・・・創の端のところ(参考図○の付いたウ)を指し、創端ともいいま
          す。創角の数及び形状(鋭角・鈍角・破裂状)などが検視上の
          着眼点となります。
  ○ 創洞・・・創口から内部の洞状の部分(参考図○の付いたエ)をいいます。
          創洞では、その深さ・形状(鋭角・鈍角)・架橋状組織片の有無
          などを見ることになります。 
  ○ 創壁・・・創洞の壁(参考図○の付いたオ)のことで、創洞面ともいいます。
          創壁については、その形状(平滑・凹凸・直線・わん曲)や組織
          (血管・骨)の切断状況などを見るのがポイントです。
  ○ 創底・・・創洞の底の部分(参考図○の付いたカ)のことをいいます。
  ○ 架橋状組織片・・・血管・神経・筋肉繊維などが切断されず、創洞に橋を
          架けたようになったもの(参考図○の付いたキ)のことをいいま
          す。架橋状組織片は、鈍器による損傷の場合に多く見受けら
          れます。

      創 傷 各 部 分 参 考 図
Dscn084937
ア・傷口 イ・創縁 ウ・創角 エ・創洞 オ・創壁 カ・創底  キ・架橋状組織片

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コメント

先日のお盆休みに、弁護士をしている知人と出会い、いろんな話をした中で、イソップさんの法医学シリーズや御巣鷹山の話もいたしましたところ、その人はなんていう名前なのかと興味津々で目を輝かせていました。

仕事にも大いに役立つことでしょうね。

投稿: 花と風景 | 2008年8月20日 (水) 12時34分

追伸です。

花火大会のリバーサルが綺麗に撮れているようです。

嬉しいです!

どのフイルムを使うかには、やはり、ライトボックスは必要かな?

とにかく嬉しいです。

手放しで喜んでいます。

投稿: 花と風景 | 2008年8月20日 (水) 19時59分

impact 花と風景さん
知り合いに弁護士さんがいていいですね。
お役に立つかどうかは分かりませんが、どうぞ参考にして下さい。
今までにまとめていない事でも質問いただければそれなりの解答は出来ると思いますので、どうぞご遠慮なく。

リバ、バッチリですね。良かったですよ。
精査してみるためには、ライトボックスと拡大ルーペは必需品です。
それほど高価な物でもありませんので、この際、揃えたら如何ですか?

投稿: イソップ | 2008年8月20日 (水) 20時16分

昨夜、ライトボックスとルーペを注文してきました。

ついでに、リバーサルでのネガを写真屋のライトボックスで見て来ましたが、36枚撮りフイルム2本の中で、良いかなーーと、思えるのは5枚しかありませんでした。

フイルムを明かりに透かして見ただけでは分からないものですね。

今回も、写真屋の店長が、3万位のところを、2万2千に大負けしてしてくれました。(笑)

投稿: 花と風景 | 2008年8月22日 (金) 08時16分

impact 花と風景さん
馴染みの写真屋さんがあると言うことはいいことです。
リバというものはそう言う物です。二本で5枚もあるとは頑張りましたね。1/36が常識ですから・・・
それから察しても、フイルムの消費量と言うのは半端ではないことがお分かりになったでしょうか。
でも、そうばかりは言って居れません。ジックリ構えて、少しでも歩留まりを上げる努力をして下さい。

投稿: イソップ | 2008年8月22日 (金) 09時57分

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