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2008年6月 8日 (日)

アゲハ蝶の羽化

私は銀塩主義者ですが、この度、フイルムスキャナーが故障し修理中のため、デジタルカメラの実力をテストしてみようと思い立ち、直接パソコンへ画像転送の出来るコンデジを使用して無謀にもアゲハ蝶の産卵から羽化までをレポートしてみました。
もちろん、納得の行く出来ではありませんが、この位までは何とかなる、という貴重な経験をすることが出来ました。
何も考えず、撮りも撮ったり200枚、リバーサルじゃ大変な出費ですが、しかし、
“最近のデジタルは結構使えるな”というのが正直な感想です。
そこで、一部をダイジェストしてUPしてみましたので、ご笑覧下さい。


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5月のある晴れた日、庭の蜜柑の木に、アゲハ蝶が来て盛んに産卵をしていました。


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葉の裏には数個の卵が産み付けられていました。


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やがて数日後に卵は孵り、五ミリほどの幼虫となりました。


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幼虫は蜜柑の葉を食べながら成長し、三センチほどの大きさになりました。


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一週間もすると、第一回の脱皮をしました。そう、青虫となったのです。


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その食欲の旺盛なこと、見る見るうちに蜜柑の葉は食べ尽くされてゆきます。


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やがて、蛹となり静かに眠っているようでした。


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二週間が過ぎた日の朝、蛹の殻を破って出てきました。
背中が割れて出てくるものと思っていましたが、あにはからんや、腹部の方から出てきましたが、その早いこと、一瞬のうちの出来事でした。


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自分の出た殻ににじり寄り、五分ほどで羽を伸ばし始めました。
蛹の腹側の前が破れているのが分かります。


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やがて、しっかりと殻につかまり、大きく伸びを始め、それと同時に羽が次第に伸びていきます。


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十分もするとすっかり羽も伸び肢体共にしっかりとしてきました。


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両肢を大きく広げ、一頭の成蝶となり、大空のかなたへ飛んで行きました。
この間、約1時間半のドラマを楽しみました。


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蝶がつかまっているのが、蛹の前側になります。


Dscn0984102
もうひとつ発見がありました。青虫の色のまま蛹になるのも居るんです。
物干竿の突端で糸をかけ蛹になりつつあります。


Dscn0987103
二日もすると青いままで立派な蛹になっていました。


Dscn0997105
羽化した蝶は同じアゲハでしたが、何が違うのでしょう。
雄、雌の違いでもあるのでしょうか?
大きな疑問が残ってしまいました。ご存知の方、教えて頂ければ有難いのですが・・・happy01

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コメント

大変面白く拝見しました。お忙しいのによく観察されてるので驚きました。人間の成長に比べたらあっという間なんですね! 
自然界はとてもよくできていて不思議だらけですね。

枚数を気にせず撮れるし、モニターですぐにチェックできるのでデジタルは助かりますよね。これからも時々、デジタルの画像も見せてください。
でも一日も早くスキャナーが退院できますように!
退院後の最初の画像は何だろうと、ちょっとワクワクしています。


投稿: 瑠璃 | 2008年6月 8日 (日) 23時55分

impact 瑠璃さん
確かにデジタルは心置きなく撮れますね。ただ、何でもかんでも考えずにシャツターを押している自分にも気づきました。

今回は、結構忍耐が要る撮影でした。今まで以上に不思議を体験することが出来ました。

スキャナーは治った旨の連絡があり、近日中に取に行ってきます。
送ってもらってもいいんですが、現場で確認したいためです。

投稿: イソップ | 2008年6月 9日 (月) 12時26分

スキャナーの故障に油断していて、こんな素敵な記事を見逃してしまうところでした。
この頃思うことがあるのですが、写真をお仕事にする方と、そうではない私との違いは、時間をかけられることというのが一番大きな違いなのかなと。。。
これは物理的なかけかたという意味ではなく、気持ちのかけかたという意味でです。
他人様の目とか、相方の思惑とかを気にせずに自分で撮りたいように撮れることがあったら、私の拙い写真も違うものになるかもしれませんね。

投稿: ははだよ | 2008年6月10日 (火) 23時57分

〔ははだよ〕さんと同じで、スキャナーが壊れていたら当分はイソップさんのブログはお休みだと思って油断してました。

コンデジでも、こんな素晴らしい写真が撮れるんですね。

銀塩は銀塩としておいておいて、デジカメの手軽さで田吾作をご指導ください。
お金がかからないのと、その場でパソコンに取り込める。

田吾作は5年ぐらい前から、銀塩は使っていません。
そのうちにカメラ屋さんが閉店してしまいました。

投稿: 田吾作 | 2008年6月11日 (水) 04時50分

impact ははだよさん
根っからの写真オタクですからやっぱり寂しくなってデジカメを使ってみました。最近は、かなり良くなったということを実感しました。

ははださんの写真は本当にクリアーで、日頃から感心しています。もう、十分、大手を振って、何処へ出しても恥ずかしくありません。
また、内容もしっかり充実してきました。すっかり、カメラが身についてきたようで、写真愛好のお仲間が出来てうれしい限りです。


impact 田吾作さん
何時の写真を見ても目の付け所が違うし、感心しています。
デジは大先輩ですし、特にこの世界は一日の長がものを言います。
まだまだ、デジは進歩すると思いますが、やがてはフイルムと肩を並べられる日が来ることでしょう。
その時のために、田吾作さんを師として少し勉強をしようと思っております。
宜しく、ご指導下さい。

投稿: イソップ | 2008年6月11日 (水) 10時43分

初めて書き込ませて頂きます。
写真もブログも初心者です。
余りの写真の美しさと、アゲハ蝶の産卵から羽化までのドラマに見とれてしまい感動ものです。

又、来ても良いですか?

投稿: 花と風景 | 2008年6月12日 (木) 13時10分

impact 花と風景さん
初めまして、いらっしゃいませ。
私も、ブログを始めてまだ日も浅く、初心者の一人です。
専ら、花の写真に地道を上げています。写真だけは一人前にカメラを振り回していますが、時代遅れの銀塩主義を唱えています。

写真を気に入っていただき有難う御座いました。大歓迎ですので、いつでも、ご遠慮なく遊びに来てください。
楽しいコメントをお待ちいたしております。

今後もどうぞ宜しくお願い致します。

投稿: イソップ | 2008年6月12日 (木) 15時25分

イソップ先生

銀塩とデジは使い道がちがうのではないでしょうか。

銀塩は永久保存。
デジは手軽さと便利性。

「デジは芸術には向かない」と言ったら、デジ派に叱られますかな?

先生のお考えを聞かせてください。


投稿: 田吾作 | 2008年6月13日 (金) 03時46分

impact 田吾作さん
デジがこれだけ進歩した時代となると難しい問題ですね。
しかし、デジがどれだけ進歩しても、やはり銀塩とは相容れないものがありますね。
両方とも経年による劣化は避けられないものでしょうけど、画像として表現するには、デジの手軽さは銀塩にはありません。
芸術に向くか向かないかということは、作者(撮影者)の感性の問題であって、古典的な日本画技法が良いか、現代アートのような個性的なものが良いか、ということになるのではないでしょうか。
もっと平たくいえば、私の感覚では、デジは「甘味」を出すのに、化学的に処理する、サッカリンやズルチンで味付けしたもの、銀塩は、自然から作られた砂糖(黒糖・三温糖・白糖あるいは氷砂糖など)で、TPOに合わせて色々な味付けのできるもの。という概念がありますがいかがでしょうか?
田吾作さんのお考えもお聞かせ下さい。
こういう問題は「写真三昧」にぴったりですね。

投稿: イソップ | 2008年6月13日 (金) 11時03分

仰るとおりだと思います。

要するに、「デジはブログにもってこい」ということを言いたかったのです。

これって、改めて〔写真三昧〕で討論して、広く皆様のご意見を伺ったほうがいいのでしょうか?

そのときは、そちらにコメントします。

                        田吾作

投稿: 田吾作 | 2008年6月14日 (土) 06時02分

impact 田吾作さん
確かにそうですね。
デジの記録能力や媒体からしても、とても、フイルムでは追従できませんし、簡単なプロセスでブログ等にUPできることも強みです。
写真の内容はともかくとして、質を問題とした場合でも、エマルジョンの持っている特性や素晴らしさと言う物は電気的に処理することでその全部を出し切ることは出来ず、その機械のキャパシティー内に留まってしまうことになり、ある程度の「たが」をはめられてしまうことになりますね。
 ある程度の質の低下は承知の上でブログ等で発表するということは、観念的に認めなくてはなりませんし、物理的欠陥とでもいうことでしょうか。デジいう画素数の多寡による優劣のようなものでしょうか。

やはり、写真三昧のジャンルのようですね。

投稿: イソップ | 2008年6月14日 (土) 08時52分

初めまして。
アゲハのサナギが羽化するタイミングを調べていてお邪魔しました。
サナギになってから、2週間もかかるのですか。
羽化が始まってから、羽が伸びきるまで1時間半もかかるのですか。
けっこう気長に付き合わなくてはならなさそうですね。
うまくタイミングをあわせて撮影できると良いのですが。

投稿: ゆー | 2010年7月19日 (月) 06時10分

impactゆーさん
初めまして、おはようございます。
よくいらっしゃいました。だいぶ古い記事なのでお役に立ちますかどうか。

このときは、私も初めて自分で眼にした経験ですから、驚きも大きかったです。
自然の偉大さを小さな蝶で勉強させてもらいました。

当時は、庭に蜜柑の木があり、産卵はそこでした。
かなり成長してからの青虫を部屋の中へ持ち込み、観察を続けてご覧のように、
三頭が羽化しました。
時間は、いずれも早朝の5時前後でした。
さなぎから出てきて羽が開くまではそんなにかかりませんが、完成して飛び立つまでに1時間半ほどかかったようです。

羽化は早朝である、始まる前に、さなぎがピクピクと動き出す、というのが
時期を知る勘所のようです。

投稿: イソップ | 2010年7月19日 (月) 09時25分

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