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2008年4月 2日 (水)

法医学リーズン《24》

(3) 縊死体の外部所見
   定型的縊死と非定型的縊死では、頸部の圧迫の程度に大きな相違があ
  りますから、死体所見も全く異なったものになります。
  ア 索 溝 (写真参照)
    死体から索条を取り外すと、頸部には、索条の後を示す索溝が残って
   います。
Dscn084153_2 定型的縊死の場合、この索溝は、前頸部
において最も深く、側頸部を左右対象に走
り、斜め上方に向かうに従って浅くなり、後
頸部で消失していますが、非定型的縊死
の場合には、体が倒れかかっている方向
に最も強く、その反対側へ向かうに従って
弱くなっているのが通常で、体位及び索条
のかかり方によって不統一の現れ方をし
ます。 
なお、針金やロープなどのように細くて硬
い索条を用いた場合には、頸部の表皮が
すりむけ(表皮剥脱)、革皮様化して暗褐色を呈するために、索溝が顕著に現れます。
これに対し、帯やタオルなどのように柔らかくて幅の広い索条の場合には、表皮    剥脱がなく、単に索条と同じ幅の蒼白の陥凹(蒼白帯)が見られるだけという場合   が多くあります。
     この蒼白帯は、頸部を動かすと消失してしまいますので、死体の取扱いに当たっ  ては十分に注意しなければなりません。
    また、首を吊って間もなく、死体から索条を取り除いた場合には、索溝は
   薄く、しかも、検視の時期が早い場合には、圧迫部の皮膚乾燥(革皮様化)
   が進んでいないため、変色がみられない場合がありますので、索溝を見落
   とさないようにしなければなりません。

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コメント

やはり怖いですね。

いまの時間は特に怖い。

明るい時間がいいですね。

投稿: 田吾作 | 2008年4月 3日 (木) 04時13分

camera 田吾作さん
確かに怖いですね。
でも、法医学の勉強をして行くうえでは、避けて通れない事柄なんです。
もっともっと厳しい場面も有りますよ。

投稿: イソップ | 2008年4月 3日 (木) 10時16分

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