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2008年1月 9日 (水)

法医学リーズン《11》

(え)  硬直の緩解
   硬直は、一定の時間が経過すると、先に硬直した方から順次解けていき
  ますが、硬直の解ける時間もやはり種々の条件に左右されます。
   例えば、夏期及び暖かい場所では早く解け、冬期及び冷たい場所では遅
  く、時には数週間も解けないことがあります。また、これは、体格や着衣など
  によっても差異を生じますが、一般的には、大人では2~3日、小児では10
  時間内外で解けてしまいます。
   このように、死体の硬直も種々の条件によって大きく左右され、一律に判
  断することは出来ませんが、下行型の一般的基準は次のようになります。
  
  死後経過時間 |            死体硬直の状況
  
       1   時  間    下顎に軽く硬直が始まる。

   2~3 時 間    下顎及び項関節に硬直が現れる。
   
   4~5 時 間  上肢の関節に硬直が現れる。最硬直が可能である。

   7~9 時 間  硬直が下肢の関節まで及ぶ。最硬直は起こらない。

   10~12時間  硬直は全身に及び強くなる(死後24時間くらいまで最強
            状態が持続する)。

   24    時 間  夏期及び暖かい場所では緩解し始める(冬期及び冷たい
             場所では、なお強い硬直が持続する)。

   30    時 間  下顎の硬直が緩解し始める。

     48  時  間 下肢の硬直が緩解し始める。  
 

※ 緩解=かんかい=ゆるんで戻ること。




   

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